• 2023年06月15日

  • 堺市西区|ハネアリ

  • 6月14日、堺市西区でイエシロアリの羽アリが出ております。陸に降りた後、不要になった羽を自ら切り落とします。写真のように、梅雨に見られる茶色い羽アリはイエシロアリです。

    羽アリは羽を落とす?!

    アリが巣別れなどで飛び立つために、羽を伸ばしたアリのことを「羽アリ」と言います。

    シロアリの羽アリは、1年に1度だけ、巣別れの時期に飛び立ちます。ある程度飛んで地上に降り立った後、しばらくすると、不要となった羽を自ら切り落とします。羽アリが発生した場所近くで羽がバラバラと落ちていることもあります。

    シロアリには、もともと羽はなく、つがいとなるペアを探す(繁殖活動)ため、巣から飛び立つためだけに羽が生えるのです。

    イエシロアリの特徴

    温かい気候を好み、九州、四国、西日本の海岸線沿いに広く分布している種です。北日本では神奈川県まで、分布しています。

    性質が荒々しく、乱暴で危険なイエシロアリ、世界のシロアリの中でも最も激しい被害をもたらすシロアリとして知られており、世界の侵略的外来種ワースト100に認定されています。

    ヤマトシロアリは、最初から湿っている材を食害し、その内部に巣を作るため、被害が局所にとどまりますが、これに対して、イエシロアリは、体内に貯めた水分を運びながら加害するため、建物全体に被害が拡大することもあります。