• 2023年02月27日

  • 腐朽被害とシロアリ被害

  • 木材はシロアリだけでなく、腐朽によっても被害がでます。

    腐朽被害は、シロアリによる被害と紛らわしい場合があります。特にヤマトシロアリについては、食外部が腐朽と共存していることが多く、注意が必要です。

    両者の被害の一般的な区別

    1 シロアリは密度の低い早材部を好んで食害する傾向があるので、被害部分は同心円状になることが多いが、腐朽の場合には、全体的に褐色に変色する。

    2 シロアリの場合、木材の割れ目や隙間部分などが蟻土で塞がれたり、蟻土が盛り上げられたりするが、腐朽の場合はそのようなことはない。

    3 シロアリの場合、空気の流れを嫌うことから、通常木材の表面を残して内部だけを食害する。内部に被害のある箇所を外側からドライバー等で叩くと空洞音がしたり、表面から押すと窪むことがある。一方、腐朽箇所をドライバーで叩くと、腐朽による軟化によってこもった音がする。

    シロアリ予防施工により、シロアリだけでなく、木材腐朽菌の被害を守ることができます。