• 2022年07月29日

  • イエシロアリ駆除施工

  • 蒸し暑い日が、続いております。
    7月中旬は、イエシロアリの駆除施工の現場がたくさんありました。

     

    イエシロアリの駆除施工は、家に作られた巣とエサ場の位置を突き止めて、コロニー全体を根絶させる必要があります。

    梅雨前後はイエシロアリの羽アリのシーズン

    梅雨真っ只中の6月~7月。
    雨あがりの温かく湿った空気が漂う、夕方から夜はイエシロアリの羽アリが外に飛び出します。

     

    イエシロアリは『世界の侵略的外来種ワースト100』に認定されるほど、世界でも危険視されています。イエシロアリはヤマトシロアリよりも大規模な被害を引き起こしやすく、世界のシロアリの中でも、最も加害が激しい種だと言われています。

     

    シロアリの中でイエシロアリの駆除は特に難しいと言われています。

     

    理由①イエシロアリの数

    イエシロアリは他のシロアリと比べると集団の数が、とにかく多く、巣1つあたり、営巣初期の段階でも5万匹~20万匹のシロアリが存在します。

    大きい巣になると、100万匹以上のシロアリがいる可能性もあります。

    理由②女王アリは長命でどんどん卵を産み増え続ける

    イエシロアリの女王アリは寿命が5年~10年の長命で、その生涯をほとんど繁殖に費やします。

    女王アリだけを駆除すれば繁殖が止まるかのように思えますが、実はそうではありません。

    女王アリ1匹が死んでも代わりの副女王アリが控えているため、繁殖を止めるのは非常に難しいです。

    理由③イエシロアリは長距離移動が得意!!

    イエシロアリは巣から蟻道と呼ばれる土のトンネルをのばし、体を保護しながら、様々な箇所に分巣を作ります。

    行動範囲は、巣を中心に最大で100mほどにもなり、被害が広範囲となります。

     

    巣とエサ場が離れており、エサ場に出てきたシロアリだけを駆除しても、巣にはたくさんのシロアリが存在します。

    また、加害スピードも早く、2階部分や天井裏まで加害します。

     

    あちこちに点在するイエシロアリを、すべて根絶させるのは非常に難しく、手間がかかります。