• 2022年04月26日

  • シロアリの群飛の時期がやってきました!!

  • ヤマトシロアリの群飛

    大阪市でシロアリの調査に行って来ました。多数のヤマトシロアリの羽アリが出てきています。時刻は、朝から少し雨が降り、止んだ快晴のお昼過ぎでした。

    群飛期はシロアリ発見の絶好のチャンス

    羽アリの群飛期はシロアリが人前に姿を現す唯一の時期です。群飛の時期や時刻に注意していれば、シロアリの種類の判別にも役立ちます。

     

    シロアリの種類によって群飛の時期が異なる

    シロアリは巣から、種によって決まったある時期、時間帯に羽のあるシロアリが飛び出します。雄雌が対となり、新しいコロニーを創設するのです。多数の羽アリが同時に飛び出すことから、群飛と言われます。

    ヤマトシロアリ

    ヤマトシロアリでは、西日本で通常4月下旬から5月に群飛します。働きアリは群飛用の蟻道を短時間で構築したり、加害部表面に孔をあけるなどして群飛に備え、雨後で快晴となった温暖多湿の午前10時~12時頃に群飛します。

    イエシロアリ

    イエシロアリは、沖縄や小笠原では5月下旬から、その他の地域では6月から7月上旬の温暖多湿な夕刻に群飛し、街灯や電灯によく集まります。群飛は通常1回1時間以内に終わり、同じ巣から数日にわたって行われます。