• 2021年06月03日

  • イエシロアリの営巣と蟻道

  • こちらの写真はある集合住宅のイエシロアリの被害部分です。

    イエシロアリの営巣と蟻道

    イエシロアリでは、蟻道や巣の加工能力が発達し、蟻道の他に近隣の土壌や木材の吐き戻し、糞等で補強された、特別に加工した固定巣を構築します。

     

    この固定巣と加害場所は離れており、蟻道は連絡通路となります。

    採餌範囲は遮るものがなければ半径100mに及ぶとされ、加害は広範囲です。

    また、女王・王のいる本巣と加害場所との間に分巣を作ることがあります。

     

    巣の形は基本球形で、内部は王室を中心に同心円状の小室に仕切られています。巣は大きなものでは、直径1mに達するが、壁の間に営巣した場合には薄く広がります。

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