• 2021年03月25日

  • シロアリ防除薬剤の効果

  • シロアリ防除薬剤

     

    防除薬剤の使用する際は、

    薬剤の性能や特性をよく理解して、その特性が十分に発揮できるように薬剤を選ぶことが大切です。

     

    また、防除するシロアリの生態および習性、木材腐朽菌の生息条件および生理作用、木材の腐朽現象などの基礎知識を十分に活用して、

    シロアリにおける薬剤効果を、より少ない量で最大に発揮させることが必要です。

     

    薬剤はシロアリ予防だけでなく、防腐効果も必要

     

    シロアリが好む環境条件木材劣化させる菌類が生息する条件類似する場合が多いです。

     

    木造建築物においては、

    菌類の繁殖がシロアリの活動を好適にして、シロアリの発生を促進する場合もあります。

     

    木材ってすごい!!

     

    日本を特徴づける言葉に『木の文化国』があります。

    これは他国と比べて、木材を用いた暮らしの仕方に特徴があると言う意味です。

     

    建築物についても、つい最近まで、日本の建築物のほとんどが木造でした。

    木材は 強度、加工性、移住性、優美さ、入手のし易さなどの性質とともに、『長持ちする』という性質があります。

     

    木材は、適切な条件下で適切に使用さえすれば、建築物の耐用年数は極めて長くなると言われています。

     

    ヒノキは強度が増す?

     

    建立以来およそ1300年間に渡って今尚その美しい姿を誇っている世界最古の木造建築物法隆寺は、現在まで幾度も修復工事が行われていたとはいえ、金堂も五重塔もそれをささえる柱や梁、桁などには創建当時のままのヒノキ材がつかわれているという。

     

    またこのヒノキ材は、使用後劣化するどころか、約200年の長きに渡って少しずつ強度を増します

     

    その後、徐々に強度を低下させるとはいえ、その強度低下の進行は極めて遅いことで知られています。

     

    木材のお手入れって大切

     

    木材を不適切な環境条件下に保存処理を施さないなど不適切に使用すると、様々な原因によって、急激な劣化を受けます。

     

    木材を劣化させないための一つが、シロアリ防除です。

     

    木材に用いる防除薬剤は、シロアリを防ぐと言う効果だけでなく、防腐効果も備えています。