2025年06月17日
昨日6月16日、気温の急上昇と湿度の上昇により、イエシロアリの群飛(ぐんぴ)が各地で確認されました。弊社にも、調査や駆除のご依頼が多数寄せられております。
今回は、イエシロアリの特徴と注意点について解説いたします。
イエシロアリは、日本に生息する2大シロアリのうちの一種で、もう一方のヤマトシロアリと比べても圧倒的な加害力を持っています。
特徴 | 内容 |
---|---|
生息場所 | 主に温暖な沿岸部(西日本・南日本) |
巣の規模 | 数十万〜100万匹以上(巨大なコロニー) |
加害範囲 | 木材だけでなく、紙・プラスチック・断熱材なども加害 |
巣の場所 | 地中に大きな「本巣」を作り、建物内にも分巣を広げる |
群飛の時期 | 梅雨入り前後(5〜7月の夜間、湿度の高い日) |
群飛とは、羽アリが巣から一斉に飛び立つ現象です。
イエシロアリの場合、夜間(特に午後7時〜9時頃)に電灯や街灯を目指して飛来します。
この群飛は、新たな巣を作るための繁殖行動であり、目撃されたということは近くにイエシロアリの巣が存在する可能性が極めて高いということです。
イエシロアリは、
地中に巨大な本巣を構える
地中から水を運び、乾いた木材でも加害できる
分巣をつくりながら建物全体に被害を広げる
といった特徴があり、気づいた時には家全体が深刻なダメージを受けていたというケースも少なくありません。
羽アリを一匹見かけただけでも、それは氷山の一角かもしれません。
「見ただけだから大丈夫」と油断せず、早めの調査が肝心です。
✅ イエシロアリは非常に加害力が強いシロアリ
✅ 群飛は新しい巣を作るための繁殖行動
✅ 群飛が見られたら、近くに本巣がある可能性大
✅ 被害が広がる前に、まずは専門業者による調査を!
シロアリ対策は「早期発見・早期対処」が大切。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。