• 2021年03月12日

  • シロアリの特徴

  • シロアリの特徴

    シロアリは約3,000種世界に分布し、そのうち、建造物の主要な害虫は104種です。日本からは現在、24種類が記録されています。そのうち建築物を加害する主要種はヤマトシロアリ・イエシロアリ・ダイコクシロアリ・アメリカカンザイシロアリの4種です。日本国内では、主に「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」が、建物に被害を与えます。

     

    シロアリは、形や大きさ、生活様式などはアリに似ています。多数の個体が集団で生活し、職蟻や兵蟻などの役割分担を担いながら生活しています。

    しかし、アリはハチ目アリ科に分類されますが、シロアリはゴキブリ目シロアリ科にあたります。

     

     

    シロアリとアリの見分け方

     

    触覚→ シロアリ(数珠状)・クロアリ(「く」の字

    腹部→ シロアリ(胸部とほぼ同じ幅で、基部が細くくびれることはない)・クロアリ(腹部の基部で著しくくびれている

    羽の形態→ シロアリ(前羽と後羽はほぼ同形同大)・クロアリ(前羽は後羽より大きい

    シロアリの食べ物

    シロアリは倒木、落枝、落葉のなどのだけでなく、木材や木質材料、そして紙、本、畳などもエサとすることができます。これは、シロアリが植物細胞壁構成成分そのものを分解・利用できるからであり、他の木材食害性昆虫と大きく異なっている点です。また、断熱材や、プラスチック、ゴム類、繊維類も加害することがあります。